トレーナーのびーすけです。
「減量するなら、お酒はやめなきゃダメですよね?」——よく聞かれます。答えは、いいえです。
私は32歳・会社員で、お酒が好きです。週3日は晩酌します。それでも減量は進んでいます。実際、この記録を書いている減量2週目は、お酒を2回飲んで、体重は−1.5kg(公式スタート比)落ちました。断酒はしていません。
もちろん、無条件に飲んでいいわけではありません。「飲み方」と「つまみ」と「〆」にルールがあるだけです。この記事では、私が実際に飲んだ日の食事データをそのまま見せながら、「お酒を飲みながら痩せる」現実的な方法を解説します。
この記事の実践を、実際の食事や体重の推移とあわせて動画でもまとめています(YouTube「リアル減量ログ」第2回)。
・公式スタート:70.6kg(2026/6/27 体組成計初計測)/公式ゴール:67.0kg
・ルール:チートデイなし・週3まで飲酒・数日単位でならす
→ 連載の全体像・最新の体重は こちらのまとめ記事 から
結論:太る原因は「酒そのもの」より「つまみと〆」
まず、いちばん大事な事実です。お酒で太る人の多くは、酒のカロリーではなく、一緒に食べているもので太っています。
飲むと、つい揚げ物をつまみ、シメにラーメンやご飯を食べたくなる。この高脂質・高糖質のつまみと〆が、体重を増やす主犯です。しかもお酒には食欲を高め、判断をゆるめる作用があるので、飲むほど「まあいいか」で食べてしまう。
逆に言えば——つまみと〆さえコントロールできれば、お酒を飲んでも赤字は作れる。私はこの2週間、飲んだ日でも毎回タンパク質を確保し、消費カロリーを下回る赤字で着地しています。次からその実データを見せます。
お酒の選び方:ハイボールとビールは「別物」
同じ「1杯」でも、種類でカロリーと糖質はまるで違います。私はハイボール(糖質ゼロ)を主役にしています。
| お酒 | 分量 | kcal | 糖質 |
|---|---|---|---|
| ハイボール | 350ml | 約50kcal | 0g |
| ハイボール | 300ml | 約45kcal | 0g |
| ビール | 350ml | 約140kcal | 約11g |
ハイボールはウイスキーを炭酸で割ったもので、糖質ゼロ・低カロリー。一方ビールは糖質が乗ります。ビールが好きでも、最初の1杯だけビール、あとはハイボールに切り替えるだけで、摂取カロリーはかなり変わります。焼酎の炭酸割り(チューハイの無糖タイプ)も同じく糖質ゼロで使えます。避けたいのは、甘いサワー・カクテル・日本酒・ワインの飲みすぎ。糖質が高く、カロリーも積み上がります。
飲んだ日の実データ(3日分・全部公開)
「本当に飲んで痩せられるのか」は、データで見てもらうのが早いです。私が実際に飲んだ日の数字がこちらです。
| 飲んだ日 | 飲んだ酒 | 1日のP | 1日のF | 1日kcal | つまみの主役 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6/24 | ビール1+ハイボール6 | 175g | 54g | 2,125 | 刺身・茹で鶏むね |
| 6/30 | ハイボール4+ジン2 | 166g | 48g | 2,179 | 鶏ささみ300g |
| 7/4 | ビール2+ハイボール3 | 193g | 29.4g | 1,856 | 半額の魚介(刺身・タコ・貝) |
3日とも、タンパク質は目標の150gを大きく超え、脂質はむしろ低め。私の消費カロリー(約2,490kcal)を下回っているので、飲んだ日でも赤字です。特に7/4は、ビールとハイボールを飲んでP193・脂質29.4g。飲んだ日とは思えない、減量として理想的な数字です。
共通しているのは、つまみを「低脂質・高タンパク」で固めていること。この一点に尽きます。
つまみの鉄則:低脂質・高タンパクで固める
飲む日のつまみは、次の基準で選びます。
◎ 積極的に選ぶ(低脂質・高タンパク)
- 刺身(まぐろ赤身・あじ・いか・たこ・貝)…脂質が低く高タンパク。半額を狙える
- 鶏ささみ・蒸し鶏むね…脂質ほぼゼロの主役
- 枝豆・冷奴・納豆…植物性タンパクで満足感も
- ゆで卵・さきいか・キムチ・海藻…低カロリーで箸休めに
× 避ける(高脂質)
- 唐揚げ・フライ・餃子などの揚げ物
- ポテトフライ・チーズをたっぷり使ったもの
- 〆のラーメン・チャーハン・ご飯もの
私が7/4に鶏肉ゼロ・魚介だけの夜でP193を達成できたのは、まさにこの「低脂質・高タンパク」を徹底したからです(→鶏むね・プロテインに飽きたときの魚介の活用法はこちら)。ちなみにこの日、脂質の高い「豚リブロースステーキ」も家にありましたが、脂質枠を守るために見送りました。飲む日ほど、脂質の高い一皿は削るのがコツです。
飲んだ後の「〆の欲求」の消し方
飲みの本当の敵は、酔って気が大きくなった後の**「〆にラーメン・卵かけご飯食べたい」**という波です。ここを乗り切れるかどうかで、その日の勝負が決まります。
私が実際にやっている対処はこれです。
- 低カロリー・低脂質のものに「ずらす」:7/4の夜、締めのラーメン欲が来たときは、**チーズ1個+味海苔6枚(約62kcal)**で着地させました。ゼロにするのではなく、罪の少ないものに置き換える
- 食欲の波は20分で引くと知っておく:強い食欲は、たいてい20〜30分でピークが過ぎます。歯を磨く、炭酸水を飲む、席を立つ——それだけで流せることが多い
- タンパク質で締める:どうしても何か食べたいなら、プロテインや豆腐・味噌汁など、タンパク質・低カロリーのものに軌道修正する
「我慢」ではなく「ずらす」。この感覚を持つだけで、〆の誘惑はかなり乗り切れます。
週3ルールと「休肝日」の設計
いくら飲み方を工夫しても、毎日飲めば量は積み上がります。私は**「週3日まで」**をルールにしています。
そして残りは休肝日。ここで効くのが、この連載の基本方針**「トレード方式」**です。チートデイ(好きなだけ食べる日)は作らず、「酒 or ガッツリ飯、どちらか1つ」だけ許可する。お酒を楽しみ枠に使う代わりに、揚げ物や〆は我慢する、という取引です。
実際、減量2週目の私は飲酒2回(週2/7)に収まり、しかも3日連続の休肝日を完走しました。お酒好きにとって3連続休肝はなかなかの挑戦でしたが、「飲まない日は、その分いいものを食べていい」と考えると乗り切れます。飲む日と飲まない日にメリハリをつける——これが、無理なく続けるコツです。
飲んだ翌朝は、体重が0.5〜1kg増えていることがあります。私も飲んだ翌朝に+0.7kg跳ねた日がありました。
でもこれは脂肪ではなく、お酒とおつまみの塩分で溜め込んだ水分。実際その+0.7kgは翌日には解消しました。飲んだ翌朝の増加で落ち込まないでください(→体重が増えても焦らなくていい理由)。
やってはいけない飲み方
逆に、これをやると「飲んで太る」に一直線です。
- 空腹のまま飲み始める → 一気に酔い、つまみを食べすぎる。飲む前に軽くタンパク質を入れておく
- 甘いサワー・カクテルをガブ飲み → 糖質とカロリーの塊。無糖のハイボール・焼酎炭酸に
- 揚げ物+〆の炭水化物のフルコース → 太る原因そのもの。つまみは低脂質高タンパクに、〆は抜く
- トレーニング直後に飲む → 筋肉の合成を邪魔する。トレ後は時間を空ける
- 「今日はいいや」と記録をやめる → 飲む日こそ、何を食べたか把握する。見えないと崩れる
よくある質問(FAQ)
Q. 毎日ビールを飲みたいのですが、減量できますか? 毎日は難しいですが、種類を変えれば近づけます。ビールは糖質が高いので、飲むなら1杯目だけにして、あとは糖質ゼロのハイボールや焼酎の炭酸割りに。頻度は週3日以内を目安にしてください。
Q. おつまみは何を頼めばいい?(居酒屋の場合) 刺身の盛り合わせ、枝豆、冷奴、焼き鳥(塩・むね/ささみ)、だし巻き、海藻サラダあたりが安全圏です。避けたいのは唐揚げ・ポテト・チーズ系・〆のご飯もの。
Q. 飲んだ翌日はどうすればいい? 翌日を休肝日にして、脂質と糖質を少し抑え、タンパク質はいつも通り確保します。体重が増えていても水分なので、絶食はせず淡々と通常運転を。
Q. お酒のカロリーはどう計算すればいい? ハイボール350mlで約50kcal・糖質0、ビール350mlで約140kcal・糖質11gが目安です。何杯飲んだかを記録して、その分を1日の枠に入れておけば管理できます。
まとめ:お酒は「やめる」より「管理する」
- お酒で太る主犯は、酒そのものより高脂質のつまみと〆の炭水化物
- 酒はハイボール(糖質ゼロ)を主役に。ビールは1杯目だけ
- つまみは低脂質・高タンパク(刺身・ささみ・枝豆・冷奴)で固める
- 〆の欲求は「我慢」ではなく低カロリーに"ずらす"(チーズ+海苔・プロテイン)
- 週3までにして休肝日を作り、飲む日と飲まない日にメリハリを
- 飲んだ翌朝の+0.7kgは水分。焦らない
私はこの方法で、お酒を2回飲んだ週に−1.5kg落としました。お酒は、やめなくていい。数字で管理すれば、飲みながらでも痩せられます。
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※本記事の数値は私自身の実データに基づく概算です。適切な飲酒量・減量ペース・栄養量には個人差があります。お酒は適量を守り、持病がある方・体調に不安がある方は医師に相談のうえで取り組んでください。
