トレーナーのびーすけです。
減量を始めて少し経つと、ほぼ全員がぶつかる壁があります。「鶏むねとプロテインに、飽きた」。
私も2週目の途中で、正直こう漏らしました。
「最近、鶏肉とプロテインばっかでタンパク質をとりすぎて、飽きてきた。つらい」
減量では「タンパク質を死守する(体重×2.2g)」のが大原則です。でも、その主役がいつも鶏むねとプロテインだと、数日で舌が音を上げます。ここで多くの人が「もう無理」と減量そのものをやめてしまう。タンパク質の飽きは、実は最大の挫折ポイントの一つなんです。
この記事では、私が実際にこの「飽きた・つらい」をどう抜け出したか——鶏むね・プロテイン以外で、脂質が低くて高タンパク、しかも調理いらずの食材を、リアルな食事データとPFC付きで公開します。
・公式スタート:70.6kg(2026/6/27 体組成計初計測)/公式ゴール:67.0kg
・ルール:チートデイなし・週3まで飲酒・数日単位でならす
→ 連載の全体像・最新の体重は こちらのまとめ記事 から
この「鶏肉に飽きて、半額の魚介でP193を達成した夜(7/4)」は、動画でも公開しています(リアル減量ログ 第2回)。
なぜ「タンパク質の飽き」を放置すると危険なのか
「飽きたくらいで大げさな」と思うかもしれません。でも、減量においてタンパク質の飽きは、こう連鎖します。
- 鶏むね・プロテインを見るのも嫌になる
- タンパク質の摂取量が落ちる(P150 → 100台へ)
- 足りないエネルギーを、体が筋肉から引き出す
- 筋肉が落ちて代謝が下がり、リバウンドしやすい体になる
せっかく脂肪を落としても、筋肉まで一緒に落ちたら「痩せたのにたるんで見える」体になってしまう。タンパク質を切らさないことは、筋肉を守ることそのものなんです。だから「飽きた」は、気合いで我慢する問題ではなく、食材のバリエーションで解決すべき技術の問題として扱います。
実例:鶏肉ゼロの夜で、タンパク質193gを達成した(7/4)
「つらい」と漏らした2日後、私はこう解決しました。その日の夜は鶏肉を一切使わず、魚介だけで組む。 しかも、全部スーパーの半額品です。
この日の夜に食べたものがこちらです。
| 食べたもの | ねらい |
|---|---|
| あじ刺身(敦賀港産・約80g) | 低脂質・高タンパク |
| 本マグロ赤身スライス 83g | 赤身は脂質ほぼゼロ |
| 貝3種盛り(つぶ貝・みる貝・ホッキ貝・約150g) | 貝は高タンパク低脂質の宝庫 |
| 赤いかお造り(約100g) | いか・タコは低脂質 |
| 煮だこ 162g | 噛みごたえで満足感も高い |
| オクラとわかめの梅おひたし | 食物繊維でかさ増し |
| 茶豆(1.5人前) | 植物性タンパク+満足感 |
その結果、1日トータルで P193g/脂質わずか29.4g/1,856kcal。目標のP150を大きく超え、脂質は目標の55gの半分近く。減量として理想的な数字です。ちなみにこの日、脂質の高い「さくら豚のリブロースステーキ」も冷蔵庫にありましたが、脂質枠を守るために見送りました。
① 低脂質・高タンパク:赤身魚・貝・いか・タコは脂質がほとんどない
② 調理いらず:買ってきて切るだけ・盛るだけ。疲れて帰った日でも続く
③ 半額を狙える:スーパーの刺身は夕方に半額になりやすい。コスパも良い
「鶏むねを茹でる元気もない」日にこそ、魚介が効きます。
鶏むね・プロテインを抜け出す高タンパク食材リスト
私が実際にローテーションに加えた食材を、PFC(概算)付きでまとめます。すべて低脂質・高タンパクが基準です。
| 食材 | 分量 | kcal | P | F | C |
|---|---|---|---|---|---|
| まぐろ赤身(刺身) | 100g | 125 | 26 | 1 | 0 |
| あじ(刺身) | 100g | 120 | 20 | 4 | 0 |
| いか(刺身) | 100g | 85 | 18 | 1 | 0 |
| たこ(ゆで・刺身) | 100g | 90 | 20 | 1 | 0 |
| 貝類(つぶ貝・ほっき貝 等) | 100g | 80 | 15 | 1 | 3 |
| ほたて(刺身) | 100g | 70 | 13 | 1 | 3 |
| しらす | 20g | 15 | 3 | 0 | 0 |
| 鶏ささみ | 100g | 105 | 23 | 1 | 0 |
| ゆで卵 | 1個 | 70 | 7 | 5 | 0 |
| 納豆 | 1パック45g | 90 | 7 | 5 | 5 |
| 豆腐(絹) | 150g | 85 | 7 | 5 | 3 |
| 枝豆・茶豆 | 1人前 | 130 | 11 | 6 | 8 |
こうして並べると、**赤身魚・いか・たこ・貝が、鶏むねに匹敵する「タンパク質コスパ」**を持っているのが分かります。しかも味も食感もバラバラなので、飽きません。鶏むね一辺倒だった食卓に、これだけ選択肢が増えます。
選ぶときの3原則
- 「赤身」「白身」「貝・いか・たこ」を選ぶ(青魚やサーモンより脂質が低い)
- 調理不要のものを常備する(刺身・ゆで卵・納豆・豆腐。疲れた日の保険)
- 夕方のスーパーで半額を狙う(刺身は値引きされやすい。コストの不安も消える)
注意:「体にいい脂質」でも、脂質枠は食う
一つ、落とし穴があります。「ヘルシー」と言われる食材でも、脂質が高ければ減量では枠を圧迫するということです。
私は同じ週、夜にアボカド・卵・豆腐が重なって、脂質が59.5gまで上がった日がありました(目標は55g)。アボカドは確かに良質な脂質ですが、良い脂質も脂質はカロリー(1g=9kcal)。減量中は「体にいいかどうか」より「脂質枠に収まるか」で選ぶ必要があります。サーモンやアボカド、鶏ももは美味しくて栄養もありますが、タンパク質の飽きを埋める主役には向きません。主役はあくまで低脂質のもの。脂質の高い食材は「たまに・少量」に置くのがコツです。
「つらい」を、我慢で終わらせないという発想
最後に、いちばん伝えたい考え方です。
減量がうまくいく人は、意志が強い人ではありません。「つらい」と感じたときに、我慢するのではなく、対策を探せる人です。私も「飽きた、つらい」で止まらず、「じゃあ何なら食べられるか」を探しました。その結果が、半額魚介でした。
「鶏むねに飽きた」→ 我慢する、ではなく → 魚介・卵・大豆に逃がす。 「甘いものが欲しい」→ 我慢する、ではなく → 脂質ゼロの氷菓やプロテインに置き換える。
こうやって、感情(つらい)を、行動(代替を探す)に変換していく。これができると、減量は「耐える期間」ではなく「工夫するゲーム」に変わります。実際、私はこの2週目の終わりに、こう感じられるようになりました——「ご飯が少ないのにも慣れてきて、最初の週より楽になった。たまにラーメンは食べたくなるけど、流せる程度」。ゼロにはならない。でも、付き合い方は覚えられます。
よくある質問(FAQ)
Q. 刺身は高くつきませんか? 夕方のスーパーで半額になった刺身を狙えば、むしろ鶏むねと同等かそれ以下のことも。まとめ買いして「その日のうちに食べる」前提なら、コスパは十分成立します。
Q. プロテインはもうやめていい? やめる必要はありません。飽きたら「主役」から「脇役」に降ろすだけ。朝や、どうしてもタンパク質が足りない日の保険として使えば十分役立ちます。
Q. 魚介以外でタンパク質を足すなら? 卵・納豆・豆腐・枝豆といった大豆製品と、ささみ・豚ヒレも低脂質でおすすめです。要は「鶏むね・プロテイン以外の引き出しを何個持っているか」がカギです。
Q. 飽きたからといって、量を減らしてもいい? タンパク質の量(体重×2.2gが目安)は減らさないでください。減らしていいのは「同じ食材ばかり食べること」であって、タンパク質の総量ではありません。食材を変えて、量は守る。これが正解です。
まとめ:飽きは「食材の引き出し」で解決する
- タンパク質の飽きを放置すると、P摂取が落ち、筋肉が削られる(最大級の挫折ポイント)
- 解決は我慢ではなく食材のバリエーション。赤身魚・いか・たこ・貝・卵・大豆が主役級
- 刺身・魚介は低脂質・調理不要・半額を狙える、疲れた日の救世主
- 「体にいい脂質」でも脂質枠は食う。主役は低脂質のものに置く
- 「つらい」を感じたら、我慢ではなく代替を探す——減量が「工夫するゲーム」に変わる
鶏むねとプロテインだけで減量を乗り切ろうとすると、たいてい飽きて折れます。引き出しを増やせば、減量はぐっと続けやすくなります。
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※本記事の数値は私自身の実データ・食品表示に基づく概算です。適切な減量ペース・栄養量には個人差があります。持病がある方・体調に不安がある方は、医師に相談のうえで取り組んでください。
